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肝臓外科

■ 診察日・担当医

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※当日変更になる場合があります。初診の方は、お電話にてご確認の上、ご来院ください。

■ 診療案内

肝臓外科では、

  1. 悪性疾患(原発性肝癌、転移性肝癌、胆管癌など)

  2. 良性疾患(肝膿瘍、肝内結石、肝嚢胞)

が対象となります。

肝臓外科の目的は、いずれも病変を切除することですが、手術中の出血をなくすために肝の血流を遮断して行います。この遮断時間は1回につき、15分となっているため、高度な技術が求められます。

われわれはこれまで数千例の肝臓手術を行ってきましたが、手術後の管理は極めて重要で、肝臓だけでなく腎臓や心臓などとの臓器相関をみながらバランスのとれた管理が行われる必要があります。この技術は1980年頃までは極めて未熟あり、肝臓手術の術後死亡率が高かった理由がここにあります。

その後、肝臓の管理技術が進歩するにしたがって術後合併症は激減し現在の肝臓外科の術後死亡率は0となっております。

■ 肝細胞癌の外科手術について

肝切除術 Surgical treatment

●葉切除 Lobectomy

●区域切除 Segmentectomy

●亜区域切除 Subsegmentectomy

●部分切除 Nonsystemic partial resection

腫瘍をマイクロ波やラジオ波で焼灼する方法 MCT, RFA

動脈から抗がん剤を投与する方法

●肝動脈塞栓療法 TAE

●肝動脈化学塞栓療法 TACE

エタノールを注入する方法 PEIT

肝臓は1から8の小さな区域に分かれているため、病状に応じて細かく切除することが可能です。

区域7と8にまたがった腫瘍(T)に対しては、区域6,7,8のみを切除することが可能です。

肝左葉を切除したところです。左葉と右葉の境界部が露わになり、重要な血管が露出しています。区域5の病巣も部分的に切除されています。

下大静脈に浸潤した肝細胞癌を切除しているところです。

腫瘍に連続している下大静脈の一部を合併切除することで手術は終了します。

腫瘍とともに切除された肝静脈は足の静脈を移植して再建します。

肝臓手術の内訳

これまでに我々が行った肝臓の手術の内訳です。肝細胞癌の手術が最も多くなっています。

【 肝細胞癌(172) 】

【 胆管細胞癌(46) 】

【 転移性肝癌(107) 】

【 その他(56) 】

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