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放射線科

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多目的透視台

■ 診療案内

放射線科では、様々な画像診断機器を導入しており、質の高い画像診断、カテーテル治療(IVR)を行っています。これらの医療機器を用いて、迅速且つ正確な診断を行っており、更には、開業医の先生方と連携し、画像診断を通して、都城市・北諸県郡および県南の地域医療向上への貢献を目指しています。

MRI診断依頼バナー.png

① 64列-多検出器型CT (64-MDCT)

CTとは、X線を用いて、体の輪切りの画像を撮像して、体内の病変を検査する方法です。

脳梗塞、脳出血の有無、大けがをした場合の胸・腹腔内出血、骨折の有無、肺炎、肺癌の診断などに役立ちます。造影剤 (静脈注射)を使用することによって、肝腫瘍、膵腫瘍など、腫瘍の有無・範囲の判定、腸閉塞の原因などをより正確に診断することが可能となります。

当院では、従来、8列-多検出器型CT (8-MDCT)を用いて、上記の診断を行ってきましたが、今回、導入した64-MDCTでは、従来と比べて、8倍のスピードで撮像することができます。

その結果、胸部~骨盤まで、10秒以内に撮像することができ、従来の機械では、充分に息を止めることができず、検査が困難であった方についても、診断に役立つ正確な画像が得られます。

 

また、従来、狭心症、心筋梗塞の精密検査では、心臓の血管(冠動脈)に直接、カテーテル(管)を差し込んで、造影剤を流し、X線写真の撮像する方法(心臓カテーテル検査)が行われてきました。64-MDCTでは、通常のCTと同様、腕の静脈から造影剤を静注しながら高速撮像することによって、狭心症、心筋梗塞の原因となる狭窄、閉塞などの冠動脈病変を診断することが可能です。従来よりも安全に、冠動脈の精密検査を行い、症状が出る以前に、冠動脈病変を発見することも可能となります。

② 3テスラMRI (3T-MRI)

MRIとは非常に強力な磁力を用いて、体内の病変を検査する方法です。体の輪切り、縦切りの画像を撮像して、病変の有無、範囲を診断します。

造影剤(静脈注射)を用いることなく脳動脈瘤を描出することが可能であり、CTでは描出できない発症直後の脳梗塞の診断にも役立ちます。また、近年増加している乳癌、前立腺癌の早期発見にも有用です。

従来、日本国内で広く使用されてきた1.5テスラMRIと比べて、3テスラ-MRIでは信号強度が2倍となることによって、より鮮明な画像が得られます。従って、以前の機械では病変か、アーチファクト(偽の病変)か、判断が難しかった病変の診断がより確実に行えるようになります。

但し、非常に強力な磁力を用いますので、心臓ペースメーカーの入った方、10年以上前に脳動脈瘤の手術を受けた方などは、安全性の点から、MRI検査を施行することはできず、CTなど他の検査とあわせて、病状を判断することとなります。

③ 平面検出器型血管造影装置 (フラットパネルDSA)

血管造影とは、体内の動脈、静脈にカテーテル(細い管)を進めて、造影剤を注入しながら、連続X線撮影を行うことによって、異常な血管、および、腫瘍などの病変の有無を診断する方法です。

脳動脈瘤、心筋梗塞の診断などにも用いられる方法ですが、肝臓腫瘍の治療、難治性胃潰瘍からの出血・転落による骨盤骨折からの出血への止血治療としても用いられます。

従来の機器では、治療中の撮影では、2次元的なX線画像のみしか得られないため、病変が重なっている場合など、判断が難しい状況もありました。

今回導入するフラットパネルDSAでは、他の検査機器に患者様を移動することなく、血管造影検査に加えて、3次元画像、CTを撮像できるため、複雑な血管を伴った病変についても、治療の最中に、より正確に診断を下し、最適な治療を行うことが可能となります。

フラットパネル DSA

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血管造影

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腹部血管造影

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