がん化学療法センター
ご挨拶
診察室
この度、当院2階に外来がん化学療法センターを開設しました。
化学療法とは手術のできない進行した癌や、抗がん剤の投与を行う治療のことです。その他、術前補助化学療法(NAC:Neo Adjuvant Chemotherapy: 術前の癌縮小目的)及び、術後補助化学療法(Adjuvant Chemotherapy:再発予防)にも抗癌剤を使用します。
当院では肺癌、消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、膵臓癌、胆管癌、胆のう癌)及び、乳癌を取り扱っています。肺癌を福山が担当し、消化器癌及び乳癌を太田が担当しています。
それぞれの疾患に対して、NCCNガイドライン(米国)や国内のガイドライン、及び内外の大規模臨床試験の結果などに基づき、全ての標準治療及び、その他の最新治療が実施できるようにしています。
その上で、患者さまの疾患の程度や全身状態を把握させていただき、治療に対するご要望などをお聞きし、ご納得のいく癌治療をしていただけるよう十分に話し合いを行い、治療方針(治療計画書:レジメン)を決定します。
がん化学療法センター長 太田 嘉一
センターでの治療の流れ
受付
中待合
外来で受付を澄まされた後、2階同センター内の専用カウンターで再度受付を行い、患者さまを確認します。
その後専任看護師が問診をとり、患者さまの本日までの全身状態をチェックし、採血を行います。その結果を踏まえ医師の診察を受けた後、あらかじめ個別に決めておいた治療計画書(レジメン)に基づき治療を行います。
センター内の設備
ブース
男女別の専用トイレ
快適に治療を受けていただくために、同センター内に5ベッド(内リクライニング椅子1台)を設定しました。それぞれに液晶テレビを備え付けていますので個室のように、ゆっくりとリラックスした状態で抗がん剤の治療ができるようになりました。
各ブースには専用のチェストやハンガーフックも完備しています。また男女別の専用トイレも内部に設置していますので、プライバシーが保てるよう配慮した構造になっています。
お気軽にお尋ねください
また当院では治療に伴う、がん患者さまの肉体的なご負担(がんによる疼痛、不眠、抗癌剤の使用に伴う副作用)に対しては積極的に緩和治療を取り入れています。
また精神的、経済的なご負担に対しても、アドバイスができるようにしています。癌の治療でお困りの方はお気軽にお尋ねください。