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ペニシリンアレルギーの方でピロリ菌の除菌治療を受ける方へ
1次除菌が不成功の方は、ヘリコバクターピロリ菌がクラリスロマイシン耐性株(抗生剤が効きにくい)であると考えられています。
6年前から処方可能となった胃酸を抑える新薬 タケキャブはクラリスロマイシン耐性株を有する患者における1次除菌率が高い、というデータがあります。タケプロン(1992年に発売された胃酸を抑える薬の一種)の除菌率は40%でしたが、タケキャブを用いた除菌では82%でした。
下図: クラリスロマイシン耐性株を有する患者における1次除菌率
一方、ペニシリンを含まない抗生剤の組み合わせでの3次除菌治療の結果が、発表されました。胃酸を抑える薬 + フラジール(抗菌薬) + グレースビット(抗生剤)の組み合わせで90%以上の除菌率を認め、良い結果でした。
以上より、ペニシリンアレルギーの方に、タケキャブ、フラジール、グレースビットを用いた除菌治療が望ましい、と当院 消化器内科では考えています。新薬のタケキャブを処方いたしますが、新薬は知られていない副作用が出る可能性があります。その点を理解したうえで、薬を服用して下さい。副作用が出た場合、保険診療で対応します。
料金について
・受診のみ(説明のみ聞く場合) 5,000円(税込)かかります。
除菌治療を行う場合は、下のような順序になります。
・初回受診、当日20,000円(税込)かかります。
説明、同意が得られれば血液検査を行い、除菌治療を開始します。
【 除菌薬 】
タケキャブ(プロトンポンプ阻害薬の新薬、胃酸分泌を抑える潰瘍の薬)
フラジール(ニトロイミダゾール系の抗菌薬)
グレースビット(ニューキノロン系の抗生物質)
の3種類の薬を1週間内服します。
・2回目受診、当日10,000円(税込)かかります。
問診による副作用のチェックと次回診察の予定をたてます。
・3回目受診
約2ヶ月後に除菌の効果判定(尿素呼気試験)を行います。
・4回目受診
後日、結果を説明します。
2021年1月6日メディカルシティ東部病院 消化器内科
固定リンク | 2021年01月06日【82】
アレルギー疾患内科(喘息)専門医着任のお知らせ
令和2年10月21日よりアレルギー疾患内科(喘息)専門医、
緒方英嗣(おがたひでつぐ)医師が着任いたしました。
それに伴い内科疾患はもとより喘息に対しての専門の治療が可能となります。
診療日につきましては曜日別診療科目のページをご覧ください。
http://medicalcity.jp/outpatient/allergies.htm
固定リンク | 2020年10月21日【81】
脳神経外科専門医着任のお知らせ
令和2年9月より脳神経外科に新甫武也(にいぼたけや)医師が着任し、
脳神経外科が医師2名体制となりました。
脳・脊髄疾患に加え脳動脈瘤など脳血管障害に対しても
更に手厚い診療が可能となります。
診療日につきましては曜日別診療科目のページをご覧ください。
http://www.medicalcity.jp/outpatient/week.htm
固定リンク | 2020年09月03日【78】
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